訪問美容がくれたもの
数年前にお伺いしていたお客様がお空に行ってしまい、介護していた旦那様は独居となりました。
しばらくは一人の生活にも慣れない様子でしたが、数年間の介護から解放された安堵感もあったようです。
「たまに顔見せてよ」と言われて、訪ねていました。
私たちは歳の離れたお友達のように、時間の許す限り一緒に遊びました。
コロナ禍や私のライフステージの変化によって、少しずつ一緒に過ごす時間は減っていきました。
たまにくるお電話で遠慮がちに、「忙しいよね」と言われると心苦しくなりました。
お電話がしばらくこないなと思っていたら体調を崩されていて入院、そして退院されました。
元の生活に戻ることはなく、遠くに住むご家族の所にお引越しが決まりました。
私にその連絡が来たのがお引っ越しの前日でした。
会いに行くと痩せた体で「よく来てくれました☺️」と迎えてくれました。
もう北海道には戻ってこれないと思っていること、今日で会うのが最後になってしまうことを伝えられました。
私は涙を堪えて笑顔を作ることが難しかったです。
プレゼントにと数冊の本とパキラをいただきました。
「今までありがとう」
また会うために私には何ができるだろう。
初めて出会った日のことも奥様の命日も一緒に過ごした時間も忘れません。
訪問美容が紡いだ大切な人との繋がりに感謝しています。
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